Mobilityサーバーのインストールについて紹介します。
物理サーバー や ESXi/VMWare Workstation、Hyper-V などの仮想環境のほか、
AWS/EC2, Azure などのクラウド上の仮想サーバーでも簡単に試すことができます。
対応サーバーOS:
・Windows Server 2016 (日本語版)
・Windows Server 2012 R2 (日本語版)
この記事では、1台のサーバーにすべてのモジュールをセットアップします。
(SDS: Single Deployment Server / 単一サーバーインストール という 検証向け構成です)
本番運用の構成では、機能毎にサーバーを分割することも可能です。
- アナリティクス サーバー (レポート作成のためのデータベース)
- ウェアハウス サーバー(ライセンスや設定情報を保管するデータベース)
- Mobility サーバー (トラフィック中継のためのゲートウェイ)
対応するクライアントデバイス数: SDS構成の場合、100台 まで (サーバー の CPUパワー に依存します。仮想サーバーの場合は、vCPU 2個 以上の割当てを推奨)
インストーラーをサーバーにコピーしたら、早速始めましょう!
(所要時間の目安: 25 ~ 30分)
インストーラーの起動
「モビリティ」を構成するためのすべてのモジュールを 1台のサーバーにインストールします。
1.インストーラーをダブルクリックする

2. セキュリティの警告で、[実行] をクリック

3.[小規模展開サーバー] を クリック

Warehouse のインストール(設定情報データベース)
ウェアハウスとは、設定情報やライセンス情報を保存しているデータベースサーバーです。
7. 管理データベースのマスタパスワードを設定して、[次へ] をクリック

Mobilityサーバー(通信を中継するサーバー)のセットアップ
モバイル端末から社内への通信を中継するための、モビリティサーバーをインストールします
14.続いて、「Mobility Server」のセットアップです。 [次へ] をクリック
19. [はい] をクリック
サーバーパフォーマンスの観点で、Windowsファイアーウォールは無効化を推奨します

内部データベースの初期設定をしましょう(ウィザードなので、簡単に設定ができます)
インストール後のサーバー初期設定も簡単です。ウィザードが自動的に起動します。
20.続いて、「構成ウィザード」です。 [次へ] をクリック
21. 設定したマスタパスワードを入力して、[次へ] をクリック
22. NICが複数ある場合には、仮想IPアドレス(VIP) を割り付けるNICを選択して、[次へ] をクリック

24.Mobilityサーバーに到達するための、パブリックIPアドレスを入力して、 [次へ] をクリック

25.[仮想アドレスのプールを使用する] を選択して、[追加] をクリックします。

26.VIP (仮想IPアドレス) の 範囲を指定します。 入力したら、[OK] をクリック
28. [次へ] をクリック

29. [次へ] をクリック

30. [ローカルのユーザーおよびグループの編集] をクリック
MobilityサーバーのローカルユーザーでVPN認証を行う場合に、この設定を行って、NetMotion Usersグループにユーザーを追加します。

リモートアクセスを許可するユーザーを設定しましょう
MobilityサーバーのWindowsローカルユーザーを作成して、VPNログオンに利用するための設定例です。
別途のDHCPサーバーや、RADIUSサーバーで認証することもできます。
31. 右クリックして、[新しいユーザー] をクリック

32. ユーザーを追加します。例) User01 [作成] をクリックします
33. 続いて、[グループ] を クリックし、[NetMotion Users] をダブルクリックします
35. 先ほど作成したユーザーを入力して、[名前の確認] をクリックします
37. ユーザーが追加されました。[OK] をクリックします

構成ウィザード(続き)
ウィザードを完了させましょう
管理コンソールにアクセスしてみましょう!
44. 管理コンソール (Mobilityコンソール) を起動します
45. Windows サーバーOS の 管理者パスワードを入力します
46. ステータス情報が表示されることを確認して、セットアップは完了です
ここがスゴイ!
ネットワーク機器のような、難しいコマンドラインは、一切不要です。
Mobility クライアント の ダウンロード