いまだに現役。WindowsCE で Mobility VPN が使えます!
ハンドヘルド端末として広く使われている Windows CE は、多くの企業でいまだに現役です。
ネットモーションソフトウェアのお客様も、国内や海外で、Windows CE 端末を利用しています。
NetMotion Mobility VPN を WindowsCE で利用するメリット
Windows10 や iOS, Androidと同じように、VPNを利用するメリットがあります。
通信の暗号化
AES 128ビットで 通信内容を暗号化します。パケットをまるごと暗号化するので、IPSec や SSL-VPN よりも安全です。
通信の安定化(切れない)
電波が届かなくても、通信を一時停止させることができるので、アプリケーションのエラーを防ぐことができます。さらに、VPNセッションも切れないので、電波が届くようになるとすぐに通信を再開します。
ローミングできる
LTE/3G と Wi-Fi を切り替えても通信が切れません。さらに、社外と社内のネットワーク切替えもシームレスに行えるので、作業場所を移動しても「VPNを切る、接続する」という手動操作が不要になります。
低速回線が速くなる
3G などの 低速通信で、送受信データを自動圧縮して高速化します。暗号化は圧縮してから行われます(自動)。アップロードとダウンロードの両方に効果があります。
WindowsCE で NetMotion Mobility クライアントを使う方法
WindoesCE 対応版は英語のインターフェースのみにで提供しています(ネットモーションが日本語版を製品リリースしたのは2016年7月から。そのため WindowsCE 対応版の日本語化の予定はありませんが、日本語版WindowsCE上で問題なく動作します。)
NetMotion Mobility for WindowsCE の画面

このデバイスに搭載されているソフトウェアのバージョン
・WindowsCE: Microsoft Windows Embedded CE6.0 R3 Professional
・Mobilityクライアント:NetMotion Mobility (for WindowsCE 6.0 ARM) バーション9.21 発売日:2011年 4月
Mobility クライアントの場所
このアプリケーションを起動すると、通信状態を確認することができます。
C:\Program Files\NetMotion Client\nmclient.exe
※ F1 ~ F5 (ファンクションキー)の ランチャーに登録すると便利です。
操作方法
ここで紹介する操作方法は一例です。お客様がご利用のデバイスの設定によって、操作方法が異なる場合があります。
電源投入後のVPNログオンダイヤログ
デバイス起動時に一回だけ、ユーザー名とパスワードを入力して[OK]をクリックして、VPNの接続を開始します。
User name: VPNのユーザー名
Password: パスワード
Domain: ドメイン名
VPNをバイパスする(VPNトンネルを通さない)
画面左下の [Bypass] ボタンをクリックするとバイパスモードになります。バイパスモードでは、すべての通信がVPNトンネルを通らずに、通信ができるようになります。(注意: データは暗号化されません)
バイパスを解除して、VPNを有効にする
バイパスモードから、VPNが有効な状態に戻るには、画面左下の [Connect] をクリックします。
その他の設定
診断とログ収集
Mobilityクライアントの [Diagnostics] ボタンをクリックします。
[Create Report] ボタンをクリックすると、診断ログを C:\temp に保存します。
設定画面
Mobilityクライアントの [Configuration] ボタンをクリックします。
接続先のMobilityサーバー(VPNゲートウェイ)が設定できます。
番外編
ログオフ と バイパス の違い (Windows CEの場合)
関連情報
ネットモーションソフトウェア Webサイトhttps://www.netmotionsoftware.com/jp
twitter は コチラ → Follow @netmotion_jp
コメントを残す